ゲスト:葛飾アクティブ.COM 太田さん(前代表 広報担当) かつしかFM「なかまで介護」第74回(2021年1月21日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1・3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまでゲスト:葛飾アクティブ.COM 太田さん(前代表/広報担当)

KACの紹介

「シニアを元気にする」をキーワードに、シニアの積極的な社会参加そして介護予防の推進を目標として、学習の場としてのフラダンスやダーツ、料理教室などたくさんの教室を提供。地域情報誌「かつしかまちナビ」や区からの委託でメルマガ「Cha!Cha!Cha!」も制作されています。高齢者総合相談センターとも情報提供しながら協力し合っている団体です。

コロナ禍での活動について

マスター:今はコロナで皆さん自粛していますが、KACではどういう状況ですか。

去年の3月からほとんどの活動は停止していましたが、4月からはぼちぼちと再開して、歌をうたうとか健康麻雀についても感染防止対策をしっかりしながらやっていました。しかし、この1月に緊急宣言が出てから、またほとんどの活動をストップしています。ひきこもりに対する心配が一番で、去年の春過ぎから夏にかけては、家の中でできる筋トレや脳トレ、あるいは外とのコミュニケーションを取るということでスマホの勉強会となどを積極的にやりました。またそういうことをやっていかなきゃいけないと考えているところです。

マスター:前に出た緊急事態宣言と違って、全部を止めてしまうのではなく、ある一部分に注意して散歩に出たり体を動かしたり、予防しながら行ってくださいと国も言っています。

KACニュース12月号ではコロナ慣れしないで下さいと言っています。去年の春先、コロナは得体の知れないもので怖くて非常に緊張したのですが、気の緩みがシニアの間にも出てきているので、今は感染者も多く、それは前より気をつけなきゃいけないと言っています。

マスター:今日は「認知症のステップアップ講座」の講師をやらせて頂いた時の話について、太田さんからその時に出た質問を出して頂くことになっています。その前に、高齢者の施設がどうなっているのかわからないということなので、説明しますね。

 国が管理する施設

まず、国が直接管理しているものとして、「特別養護老人ホーム(特養)」、「老人保健施設(老健)」、「介護療養型の病院」があります。「特養」は要介護3~5で重たい方が入る場所で、最後まで面倒を見させて頂くという目的で行っています。「老健」は入居期間が原則3ヶ月または6ヶ月ぐらい、在宅復帰を目指して医療だとかリハビリをやりながら家に戻ることを目的としています。「療養型の病院」は数をどんどん減らしていっているので都心部には少ないですね。もうひとつ、厚労省と国交省が管轄している「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」があります。こちらは介護がそんなに必要のない高齢者の食事や見守りを目的にできたのですが、去年も看取り率30数パーセントというデータが出ていて、実際には重たい方が入っているというのが現状です。

東京都が管轄の施設

東京都では、「介護付有料老人ホーム」、「住宅型有料老人ホーム」、「健康型有料老人ホーム」という三つのジャンルに分かれています。「介護付有料老人ホーム」や「住宅型有料老人ホーム」は食事などのサービスがあるのと、簡単な支援は外部からヘルパーさんに来てもらうなど施設として全部やるということではありません。「健康型」はもっと健康な人が入るところで要介護になったらそこの施設は出なきゃならない。また、「介護付き有料老人ホーム」は介護保険を使って色々と面倒を見てくれるので、例えば1割負担の方だと20万円かかっても実際には2万円だけ負担で少ない。それ以外の「健康型」や「住宅型」は保険が使えないので、頼んだ部分に関してはそのまま実費で支払います。

 店長:いわゆる選択肢がたくさんあるから、お父様やお母さまおじちゃんやおばあちゃんがどうしたらいいのか、お金の問題もあるし、そういうような現状だということですね。

マスター:細かくは、身近な高齢者総合相談センターに聞いて相談しようということです。

グループホームとは?

マスター:区が管轄していて、最大9人ぐらいの小さな共同体。認知症があって普通の生活ができる人で小さなコミュニティを作ろうというのが趣旨で、区内に30数箇所あります。

質問①何を準備するの?

今は元気だけど介護が必要になったらどうしようと、みんな不安を持っています。だけど、どこに相談していいかわからない。それで金山さんにお願いして講座を開催しました。入居が手遅れにならないよう早めに準備ということですが、何を準備したらいいのでしょうか。

マスター:まずは葛飾区内に14箇所ある高齢者総合相談センターにご相談してください。介護が必要になってからだけじゃなく、元気な時からいろいろな相談に乗って頂けます。

質問②見学、体験入居について

私たち住まいの近くにも介護施設がありますが見学はできますか。また、認知症に近い人もいますし、入ったらそれっきりじゃなく体験入居というのはできるのでしょうか。

マスター:基本的に見学はできます。連絡を入れて、日程の打ち合わせだけはして欲しいと思います。体験入居ができるというところもあれば、そういうスペースや場所を持っていなくてできないところもあります。直接あるいは高齢者総合相談センターを経由して聞いていただきたいですね。

質問③夫婦で一緒に入れる?

こういう施設というのは、夫婦で入ることは可能でしょうか。

マスター:夫婦で入るということは一緒の部屋というイメージだと思いますが、そうするとお部屋が大きくないといけません。大きい部屋で金額も少し高くて数も非常に少ない。小さな部屋だけしかない施設ではそれぞれ「1人」として入ります。もしかしたら隣合わせじゃなくて、フロアが別になるというパターンもあると思います。

質問④費用はどれくらい?

私たちシニアは年金生活なので頭に浮かぶのは費用です。費用はどうなっていますか?

マスター:施設によって金額は違いますが、まずはお部屋代、それ以外に食費や光熱費、あとは生活のいわゆるトイレットペーパーとか洗剤とか日用雑貨代もかかります。うちの例では、食費に水道光熱費、日常生活のいろんな全部で57,000円ぐらい。家賃が70,000円で合わせて127,000円。介護サービスについて施設では1か月フルで25,000円から30,000円ぐらい。あとは施設によって家賃や食費が違うだけで、基本には皆さんがマンションに住む費用と同じような組み立てになっています。それで見比べてもらうと頭の整理がつくと思います。

質問⑤外部との連絡は取れる?

外部との連絡というのは非常に必要だと思いますが、そういうことができるのか、Wi-Fi の設備があるかどうかということですね。

マスター:どこの施設も使えるようにしているというのが基本だと思います。ただ(データ量等が)重たくて使えないような場合には、うちのホームなんかだと、ご本人に部屋に来てもらってご家族に行うとか、あとは通信なんかでやり取りしていますね。

質問⑥買い物はどうするの?

買い物に行くとか、外出するとか、そういったことは可能なのでしょうか。

マスター:介護施設によっては、配達してもらって基本的に買い出しに行かないというところもあるし、うちのホームのように、コロナでなかったら毎日スーパーに買い出しに行って、みんなで調理して作るというようなところもあります。施設によって違うので、見学させてもらって、そういうところを実は聞いて欲しい。設備や建物、エレベーターや防災についてはハード面を見ればわかるので、まずは行って、リビングを見せていただく。それが一番いい方法だと思います。

理想の介護施設とは?

切羽詰まってどうしようかという風になるとゆっくり見学している暇もない。そこで私達が考えているのは、男性でも女性でも元気なうちに住んで、それでいよいよ認知症が進むなどした場合に介護施設に入るというようなシステムです。アパートでも何でもいいので管理は専門の方に委託する。そういうところに入っているうちにいろんなところを見学して、いよいよ自分が危ないなと思った時に入れるところが決められたらいいなと。

マスター:サ高住がその位置づけになりますが、金額がかなり高かったり、非常に重たい方が入られていたり、介護施設に近い中途半端な状態になっています。高齢者の健康な方々が、必要な部分だけ協力しながら、みんなで一緒に集まって食事を作ったり遊んだり、そういう理想的な「サービス付き高齢者住宅」というのを葛飾区内に作りたいですよね。

そういうところでKACのサービスである遊びとか元気づけるものを提供して、それで全体の管理は介護の方に行ってもらう。そういうのが10万とか15万円ぐらいだといいですね。

マスター:イメージで言うと、シニア活動支援センターみたいなところに部屋があって、そこに住んで、みんなで集まって、いろんなイベントをやったり食事をしたりですね。

空き部屋を利用?

マスター:人口が減っているのにアパート等をたくさん建てたので、空き部屋が増えてしまっている。でも大家さんとか不動産屋さんは高齢で独居の方だと亡くなった後が大変だし、家賃の滞納や所得がどうなのかという不安もあって、結局貸さなかったりする。でもそこをきちっとやると需要としてはいっぱいあって、空き部屋をそういう方々の専用にするとか、地方から出てきたような若い子達も入れてあげて、一緒に生活できるといいですよね。

そういう方も一緒にコラボしてやれば、住宅の管理所有に関しては介護の専門の方、私達シニアは溜まっていますから。ただ難しいのは、家を手放してまではというのが多いんです。

マスター:ファイナンシャルプランナーや金融機関など知識を持っている方とも一緒に相談しながら、一人ひとりの希望を聞いたうえでプランニングしていくのは必要ですね。でもそういう建物があれば、あとはどうやってその中で安心できるかということをプランニングする人に聞けばいいですね。

相談コーナーで意見収集?

マスター:KACで月に1回か2回、相談コーナーというのを私も含めてやりましょうか。何か理想的なものを葛飾でできないかということでね。

今は難しいですが、そういう考え方とか方針とかを持っていれば必ずできます。諦めないでへこたれないでやるということです。粘り強く。

 

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