ゲスト:葛飾区介護サービス事業者協働組合通所部会リハビリデイサービスnagomi亀有 施設長 綿谷さん テーマ:リハビリデイサービス かつしかFM「なかまで介護」第21回(2019年4月18日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1~3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまで相談室

高齢者総合相談センター新宿 津野瀬さん

最近の出来事

マスター:2度目の登場です。早速ですが、最近の身近な相談事例を教えて頂けますか。

先日、町会の顔なじみの方から、道路脇に座り込んでいる高齢の方がいてちょっと気になるので様子を見てくれないかと電話がありました。デイサービスのお迎えを待っているとのことでしたが、その場所はお迎えが来るところでもなく近所の方でもなさそうで…。デイサービスやご自身の名前をおっしゃられたので、連絡を取って無事ご家族が迎えに来てくれました。認知機能が少し衰えていらっしゃって、お出かけをしようと思って出かけたけど、行き先がわからなくなったということではないでしょうか。

葛飾区の「おでかけあんしん事業」

それで本日ご紹介したいのが、「おでかけあんしん事業」です。先ほどのように出かけて行き先がわからなくなって、自分の名前を言える方はいいですが、分からない方が多い。区内でも昨年度714人の徘徊の高齢者の方がいらっしゃいました。「おでかけあんしん事業」に登録して頂くと、靴やシャツなどに貼れる「おでかけあんしんシール」をくれます。シールには登録番号とコールセンターに繋がる電話番号が書いてあって、そこから登録した内容(名前とご家族の連絡先等)が分かりますので、万が一迷われても大丈夫ということです。

おでかけあんしん保険もスタート

マスター:持ち物とか肌着などにちょっとさりげなく。これが役に立つわけですよね。

本年度から、都内初ということですが、「おでかけあんしん事業」に登録された方が入れる「おでかけあんしん保険(認知症保険)」が始まりました。電車の踏切事故ですとか、ご家族に多額な現金を請求されるケースなどがありますので。

店長:残された家族が哀しみと共に、さらに大きな負荷を追うというのはちょっと納得いかないですよね。

マスター:こういった保険を葛飾区が率先してやってくれるのはありがたいよね。

詳しくは「広報かつしか」またはリーフレットも作成されています。区役所の高齢者支援課や高齢者総合相談センターにも置いてありますので、ぜひご相談頂ければと思います。

マスター:先ほど、「徘徊」という言葉が出ていましたが、警察署の方では「徘徊」ではなくて「迷い人さん」という言葉を使っていますね。いいですよね。

「葛飾区シニア活動マップ」で男性向けのものは?

マスター:身近な所で行く場所がわからない、馴染めないという男性がいらっしゃいますが、そのあたりを津野瀬さんの方で何か調べられたと聞いています。

地域を楽しむ「葛飾区シニア活動マップ」ですね。7つのエリアのうち私たちは金町・新宿地区です。男性がいらしたところは、カラオケとか懐メロをみんなで歌って楽しむところ、囲碁将棋とか麻雀もそうですね。あと雰囲気がよかったのは吹き矢。厳かな雰囲気の中で行っていて、すごく印象的でした。あと、ラジオ体操も結構やっています。新宿地区では、葛飾にいじゅくみらい公園で日曜日以外は毎日やっているようです。これは男女問わず参加できると思います。これから体を動かすのにいい季節ですしね。

なかまゲスト

葛飾区介護サービス事業者協働組合 通所部会 リハビリデイサービス
nagomi亀有 施設長 綿谷 慎(わたたに しん) さん

葛飾区介護サービス事業者連絡協働会通所部会とは

マスター:葛飾区介護サービス事業者連絡協働会、通所部会の位置付けを教えてください。

通所部会というのはデイサービスのこと。デイサービスでも色々ありましてリハビリ特化型とかお風呂専門にやっているところとか、全部をひっくるめて、基本的にお迎えに行ってお送りするいわゆる通いサービスですね。今、組合に入っているのが約180。非会員もありますので葛飾区内には約200弱あります。

リハビリデイサービスの特徴

マスター:「リハビリデイサービス」ということで、特徴を教えて頂いてもいいですか。

ご自分の健康維持改善のために通うところがリハビリデイサービスで、一応イメージしやすいのが、病院のリハビリに近いというところですね。お食事とかお風呂とかというサービスもございませんし、来て頂いて運動しかやらないというところになります。ただ、リハビリとお風呂、リハビリとお食事など併用しているサービス(事業所)もありますので、そのへんはご検討頂いてということになります。

マスター:歩くのが大変とか、麻痺が残っているけど快復して日々の生活を頑張りたいって人も多い。そういう、リハビリを特にしっかりやりたい方に向いているサービスですね。

目的を持っている方は良くなります。フワっと来て頂いた方にも我々がアプローチをかけて実際に聞き取りを行います。歩けるようになりたいとか、どこかに出かけたいとかの目的をしっかり聞きます。それで、その目的のために我々はどういう運動をやるかというアプローチをかけます。

どのような運動をするの?

マスター:自分で頑張ろうと思っても、続かないとかどうやっていいのかわからない。それが綿谷さんのところでは健康面でも運動の部分でもプロ達がいてくれて、きちっとしたリハビリをやっていく。具体的にはどのようなことをされているのでしょうか。

「リハビリデイサービス」という括りでいくつかありますが、我々のところは一切機械を使わずに、ご自身の体ひとつでやっていくという運動になります。

運動は呼吸法が重要

マスター:ついスポーツジムのイメージでマシンとかある感じですが、マシンを使わない、もういちだん別のものをやられているとは、どんなことでしょうか。

実際にマシンの良さというのもあります。マシンをやるところは筋力アップ、我々はストレッチに重きを置いています。運動は呼吸法が非常に重要。1回とりあえずやってみましょう。

両手を胸の前で合掌して、この時に出来る方は肘を張って難しい方は閉じて。この状態のまま何も考えず手と手を押し合ってみてください。「1、2、3、4、5」。ありがとうございます。聴いている方もそうかもしれませんが、力を入れる時に、人間って息を止めがちです。本当は息を吸って吐きながらグーっと力を入れます。息を止めると血圧が上がります。

立ったり座ったりで筋力トレーニング

マスター:息を吸って吐きながら力を入れると力が入らないように感じるけど、実際はその方がグッと力が入る。よく言う呼吸法。(そのほか、)お年寄りはよく転倒骨折が多くて、何か自分でのところで教えている中で一つ教えてください。

椅子におかけになっている方が多いと思いますが、実はこれ筋力トレーニング。金山さんは1日に何回座ったり立ったりしていますか。

マスター:それは結構多い。立ったり座ったりは10回とか30回ぐらいでしょうか。

私は数えたことがありまして1日100回はしていました。その座ったり立ったりしているのって、続けてやるとスクワットの動作に似ていませんか。皆さん1日に100回以上は筋力トレーニングできているということになるんですよね。

マスター:その時に何か注意するべき点はあるのでしょうか。

まず椅子に浅く座ります。そしたら足を肩幅に広げて、上から見て膝よりもつま先が出ていないように引っ込めてください。ここで両手は太ももだったり膝だったり持ちやすいところを持って頂いて、格闘技の選手のお辞儀のような感じで、相手の顔から逸らさずに下を見ずに前を見ながらお辞儀をして頂いて、前かがみになったら、ちょっとの力でお尻が上がります。そうしましたら背筋を伸ばして頭を上げていきます。意識を変えていただく(意識をする)だけで筋力トレーニングになっているんですね。

店長:意外とだらしなく座り、だらしなく立っているんですね。これはラクですね。

座るときはこれが逆です。お辞儀するようにお尻から着席をします。少なくともドタンと座らないようにしてください。腰にも負担がありますからね。

マスター:介助の仕方の中でも、おじいちゃんおばあちゃんが立つ時に、つま先を後ろの方に引いてもらって、頭を少し前の方にしてもらいながら、こうして立ってもらう。その方が立ちやすいし介助がしやすい。これは一緒なんですね。これを意識して日々の生活の中に取り入れると、それが結局はリハビリやトレーニングになっていくんですね。

キラキラリポート

介護事業所の声をお届けする新コーナーがスタート。
リハビリデイサービスnagomi亀有店で 「ここちヨガ」を体験。 講師の先生が聞き取りやすい大きな声で ゆっくりと説明をしてくれます。 個人個人の体の調子によって、 ヨガマットを使うか椅子に座ったままで、 丁寧に1時間ほど行います。電気を暗くしたら、 いよいよスタート。「雑音や嫌なことなどすべて忘れて、 全身をリラックスして行きましょう!」 この最初の言葉だけでも、なんだか気持ちがラクになりました。

 

 

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