ゲスト:白鳥東町会 鈴木三津雄町会長 かつしかFM「なかまで介護」第93回(2021年11月4日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1・3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

なかまゲスト

白鳥東町会 町会長 鈴木三津雄さん

町会の概要

マスター:まずは町会の概要を教えてください。

白鳥4丁目と白鳥3丁目の一部、新しくできたCOOPや(ハンバーグの)BIGBOY、日産プリンスなどがある水戸街道の内側の一角です。西青戸町会と一舟町会と3つ合わせて白鳥1丁目~4丁目の町会になります。

マスター:世帯数的にはどれくらいの規模でしょうか。

総世帯は約2300世帯、そのうち町会の加入世帯数が約900世帯で、加入率は約40%弱と言われています。ただ、都営住宅や白鳥スカイマンションは200世帯で別町会扱いです。他の都営住宅2つ合わせて300世帯くらいも別町会なので、それらを除くと(加入率は)約45%~50%くらいになります。

マスター:うちの亀有4丁目町会も50%ちょっとくらい。古くから住んでいる一軒家の方は加入している率が高いですが、新しく建ったマンションやワンルームの加入率はどこの町会さんも悩んでいますね。

最初が肝心です。自分が建てたマンションは最初から管理会社と相談して強制的に町会へ加入いただいています。協力的でないマンションや新しい一戸建ての家に、町会に入ってもメリットがないと言われることもあります。町会長としては悩みの種なんですが。

店長:災害のような大きなものがあった時には、向こう三軒両隣という昭和のフレーズがどれだけ心強くて役に立つか。これだけ地震とかも起きていますし、やはり仲良くできるような(関係が)いいですよね。

2019年に初めて葛飾区が避難所を開設した当時、私はまだ副会長でしたが、避難所である白鳥小学校に450人を受け入れました。体育館だけでは足りなくなって、当時の副校長に電話して、「責任は後で俺がとる」と偉そうなことを言って、5教室を開けてもらいました。自分が倒れそうに動いているのをみて、若い大学生くらいの人がお手伝いできることがないかと声をかけてくれました。

マスター:そういう時に町会に入っていて顔なじみになっていると違う。大きいですよね。

町会の特徴

マスター:製造業が多いように聞いていますが、町会の特徴について教えてください。

私が生まれ育った昭和32年は町工場がちょうど出来始めた頃で、正確な数字ではありませんが、昭和40年代から50年代には町工場が100ぐらいはあったと思います。

 マスター:亡くなったおじいさんも亀有4丁目で製造業の工場をやっていたので、白鳥周辺のメッキ工場やいろんな方々とお互い部品の協力をしていて、白鳥あたりには随分と工場が多いんだなという記憶が子供の頃から残っていました。

 葛飾ブランド認定企業

マスター:特徴のある葛飾ブランド認定企業があると聞きました。

町工場も減ってきているのですが、そういう中でも生き残ってやっている方がいらっしゃいます。

店長:先日の産業フェアで、「葛飾ブランド」認定企業を表彰させていただきましたが、町会の中に4社もあるんですよね。認定を受けるというのはすごいことですよ。

マスター:『株式会社ケテル』は、うるさい場所でも通話が可能なノイズキャンセルマイクロフォンだとか通話の装置。すごくハイテクな感じですね。

警視庁の白バイの無線なんかも扱っています。

マスター:『白崎製作所』は、半導体シリコンウエハー研磨機キャリア。これもすごい物を作られていますね。

社宅兼工場で8階建てくらいのマンションを1棟持っています。やり手の2代目です。

マスター:『丸高木工製作所』では、東京都葛飾区指定の伝統工芸品を作られている。

仏壇ですね。

店長: 2021年に、『日工産業』があらたに認定されました。

うちの町内会にある老舗の町工場です。

マスター:PCコンクリート用SUSのバルジインサート、専門用語で難しいですが。

特殊なボルトらしいです。外れにくくて、通常のボルトの10分の1くらい重さで接続させられる。

マスター:こういう物を作っている工場が葛飾区内にあるというのは素晴らしいですね。

町会の年間行事

マスター:年間行事についても教えてください。

10月に今年で5年目の『ハロウィンイベント』を実施しました。今年は(趣向を変えて)町内会の掲示板に謎解き問題を掲示して、歩きながら解いてもらって、全部解けたら、答えを提示している白鳥集い交流館でお菓子をもらって帰るという内容です。

そのほか、夏には盆踊り、4年に1度は青砥神社の本祭り(例大祭)をおこないます。来年を予定していますが、コロナの影響で担ぎ手が集められるかどうかですね。

店長:来年の秋だと、まだ時間がありますね。2年間のうっぷんを晴らすようなイベントができるといいですね。

マスター:神輿を担ぐのに密を避けて間隔を空けたら重たくて仕方ないし、マスクしていたらどうなるんだろうと考えました。1段下げたサイズの神輿をみんなで担ぐというのもひとつのアイデアかもしれませんね。

先ほどもお話ししましたが、昭和の初めに町工場がたくさんあって、先代の社長たちが町おこし・村おこしとして頑張って作った凄いお神輿があります。青砥神社の倉庫に保管してあるのですが、金ピカではなくて品格のある御神輿です。ただ、担ぎ手を集めるのがずっと懸念材料ですね。

マスター:かなり大きいのでしょうか?

かなり大きいですね。母親が役員をやっている頃は、担ぎ手がいなくて外部のいろいろな会に頼んでいたのですが、形は格好悪くても町内会の人だけで担げることを模索していました。何とかおふくろの夢を叶えたいと、8年前、当時の町会長さんと担ぎ手募集の方法を考えました。まずは恰好から入ろうと同級の東京和晒の社長に頼んで、祭り半纏100枚、大道中の子供たちにも祭り半纏を50枚作りました。素人にも担ぎ手になってもらおうと思ってやったら成功しました。そこからは何とか(自前で)担ぐことができています。お金も時間もかかりましたね。

店長:私も人生で初めて数年前に女神輿を担ぎましたけど、やってみるといいですね。

マスター:子供たちにとって時代が変わってゲームとかいろいろあるけど、その中で地元のお祭りがあって参加して、こういうもの食べたとかこんなことやったとか、必ず後で思い出す。いろいろもらえるしね。

ハロウィンイベントも、始めた当初は参加者30人くらいだったのですが、昨年が88人、今年は120人を超えたので申し込みを打ち止めました。白鳥小学校でチラシをまいたり、広報誌の裏面に大きく掲載したり、周知徹底をやり過ぎましたね。

マスター:他の町会でも、この謎解き企画を取り上げると面白いかもしれませんね。

店長:町会の魅力を感じられないとか情報を知らない人たちも多いと思います。何をしたいのか、どういうことでメリットがあるのかなど、もっと打ち出していいと思います。

私が今回こだわったのは、町会の子以外も全部受け入れてやろういうことでした。それで人数が集まったのかもしれませんね。

高齢者への対策

マスター:高齢の方への対応はありますか。高齢者はどれくらいいらっしゃいますか。

役所からの数字では70歳以上が752名。その中には非町会員もかなりいらっしゃいますが、役員20名と民生委員さんとで敬老の日の記念品を配布しました。また、昨年10月には高齢者クラブを設立して、主には麻雀クラブ、踊りクラブのほか、グラウンドゴルフ、映画鑑賞、お誕生日会などで、元気に活動されています。

■民生委員さんとの連携

マスター:民生委員さんのご協力もいろいろしていただけているとのことですが。

昨年の国勢調査では、我々だけでは人数不足なので協力していただきました。ただ、民生委員さんの仕事は守秘義務が多いので。

店長:民生委員さんも実は「介護」というところに関わりがあって、高齢者総合相談センターとの連携とか、いろんな人たちが関わって支えているということがわかりました。

マスター:高齢者総合相談センターは各地域にあるけれど、地元にずっと根ざした方じゃない方々が来ている場合があるので、どうしても高齢の方々はそんな人知らないとかあるけど、民生委員さんは知っていたりするので、民生委員さんと一緒に行動することによって、ドアを開けてくれたり話を聞いてくれたりします。その存在は大きい。

■防犯対策について

マスター:あと町会と言えば防犯や防災対策ですが、まずは防犯の方から教えてください。

役所を通して消防関係の連絡がいろいろときます。最近では10月11日から20日までが全国地域安全運動、11月9日から15日までは防犯パトロール、その他にも年末パトロールとかがありますね。うちの町会はパトロールが大好きです。

店長:それって原点だと思います。そういう人たちが歩いているだけで抑止力になります。

それが主たる目的ですよね。実際に出くわしたら警察や消防に連絡するしかないので。そのために防災ベストを全部作り直して、知らないおじさんじゃなく地域のおじさんだよということで。

防犯カメラを設置

マスター:防犯カメラについてはいかがですか。

学校周りに6台か7台付いたのですが、それ以外に区の助成金を使って3台増設しました。警察目線の犯人が逃げる方向に付けようということで我々とは目線が違いますよね。

店長:プライバシーの侵害とかおっしゃる方もいるかもしれませんが、悪いことをしていなければ公表されることはないので。いいですね。

 マスター:そうやって防犯や防災、パトロールなど目にはつかないけどやってくれているということを知ってほしいよね。

初期消火のためのスタンドパイプ

マスター:スタンドパイプがあるということでしたが、どういう物でしょうか。

普通の人でも初期消火ができる装置のことで、本来は消火栓を開けるのは消防署しかできなかったのですが、確か法律が変わって緊急時は開けていいことになったんです。直接ホースを差し込んで初期消火ができますし、機械があればお水を飲めるものもあります。1台目をやっと設置したので、これから2台目、3台目を計画していきます。

■防災士の資格

マスター:防災士という資格についても教えてください。

推薦を出して役所の方で取らせてくれる制度があって、6万2、3千円かかるのですが、お金はすべて役所が出してくれます。毎年、1町会で一人です。

■水害への対応

マスター:あと、葛飾といえば水害ですが、こちらの対策はどうなのでしょうか。

2019年に水害がありまして、私のオーナーマンションが役所(区)と(町会とで)「水害一時避難施設」を締結しました。

マスター:水害の場合には遠くに逃げるというより、上へ逃げるという感じですよね。

マンション経営されている方、マンションの自治会長さんなんかも、ぜひ広めて取得していただきたいですね。役所から備蓄物資として、簡易トイレや簡易寝袋、お水などももらえますので、ぜひ増やしてもらいたいと思います。ステッカーが貼ってあります。

 今後の予定や目標、メッセージ

マスター:最後に今後の予定や目標があれば教えてください

ぜひ区の施設内に、防災倉庫も含めた町会会館を私の任期中に建てたいと思っています。

 

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かつしかFM「なかまで介護」

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