ゲスト:公益社団法人 葛飾区シルバー人材センター 水野副会長・笹川主任 かつしかFM「なかまで介護」第78回(2021年3月18日放送分)

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「なかまで介護」
毎週(1・3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまでゲスト:公益社団法人 葛飾区シルバー人材センター 水野副会長・笹川主任

葛飾区シルバー人材センターの概要

マスター:葛飾区シルバー人材センターがどんなところか教えてください。

笹川さん:葛飾区在住の60歳以上の元気な高齢者の方の会員制の団体です。生きがいを目的に有償で働いて頂くほか、今はコロナで休止していますが、地域の貢献をするために在宅サービスセンターに行ってボランティア活動をしています。発注者からご注文頂いた内容をこなしてお金を頂いて、働いて頂いた方に配分金が出ています。

マスター:人数はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?

笹川さん:今は2,900人ぐらいでしょうか。

水野さん:年会費の区切りが3月末~4月1日ですので、今が一番少ない時ですね。会員が全国で70万人以上います。東京都では8万人以上、一時期は84,000人くらいいました。

店長:人数的にそれは多いと考えられますか?

笹川さん: 3人に1人は60歳以上の方ですので、もう少し登録して頂いてもいいかと。

水野さん:60歳定年の時代には3,300人ぐらい(登録者が)いました。60歳台の方が一番少なくて、80歳以上が倍ぐらい、圧倒的に多いのは70歳台です。

マスター: 1年毎の会員制ということですが、年会費はいくらでしょうか。

笹川さん:4月1日から3月31日の1年間で2,000円です。途中で入った方も2,000円かかってしまうので、(キリのいい)4月1日に入会する方が多いですね。

申込みについて

マスター:初めての方が仕事を申し込む時というのは、どのような感じでしょうか。

笹川さん:例えば、植木と除草の場合ですと、リーダーの方から丁寧に教えて頂けますし、実物を見ながら座学の講習会も行なっておりますので、不安に思わず、安心して飛び込んで頂ければと思います。

店長:前職に繋がるような求め先があるか知りたい、ということはありますか?

笹川さん:そういった契約の場合には、その方がいなくなると契約が終わってしまうことがあります。その方と発注者の合致によってお受けすることもありますし、受けられないケースもあります。例えば、年齢が高くなってしまって今は大工さんの登録がないため、大工の仕事は受けられません。

主な仕事の内容

マスター:仕事の内容としてはどんなものがあるのでしょうか。

水野さん:月に1回から4回程、入会説明会をおこなっていて、その時にシルバー人材センターの基本的な仕事のことを話しています。「広報かつしか」にも約40種類の主な仕事を書いてありますが、役所や民間から来るもの、ここに載っているもの以外でも季節的な仕事や単発の仕事があります。説明会で希望を書いて出してもらって、事務局で皆さんのデータを入れておきます。仕事をお世話するときに交通費は出さないので、自転車で10分から15分以内ぐらい、できるだけ皆さんの自宅に近いところを選んでお世話しています。

店長:屋内では、大きなショッピングモールやスーパーの清掃、地区センタ-の管理運営、マンションの共有スペースの清掃とか。

水野さん:マンションだけでも300棟ありますし、施設の清掃も入れると400棟くらいあると思います。技術や資格が必要なものでは、植木関係、刃物研ぎ、着物の着付け教室やパソコン教室の講師、毛筆筆耕(賞状、年賀状等)、障子やふすまの張替え、そういう仕事もあります。圧倒的に多いのは葛飾区役所から頂く仕事ですね。

4年連続で受注額がナンバー1

店長:4年連続、都内50センターの中で、受注額がナンバー1というのはすごいですね。

水野さん:会員さんが働いた仕事の契約高ですね、15億以上あります。

店長:世田谷区や練馬区、足立区を押さえてということですよね?葛飾区はすごいですね。

マスター:シニアの方に元気に働いて頂こうということで、行政の方からの依頼が非常に多い。民間でも、例えばマンションの大手デベロッパーやなんかだと採算が合うからやるのですが、中規模とか小規模クラスでは採算が合わない。そういうところから結構依頼があるというのを聞いています。一度、人材センターにご相談されるといいですね。

発注について

マスター:依頼方法や条件など教えてください。

笹川さん:高齢者の団体なので、あまりに高所とか(危険が伴うこと)は受けられません。普通の人が普通に出来る作業はお受けできますので、一度ご相談頂ければと思います。

 実際のお仕事①家事援助の詳細

マスター:家事援助の仕事では、道具とか洗剤はどうするのでしょうか?

笹川さん:洗剤などは体質に合う・合わないもありますので、ご家庭にあるものを使って行います。事前に職員が一度お見積りに参りますので、その時にご相談頂ければと思います。

実際のお仕事②ゴミは出せない!?

店長: 家の中のごみの始末をしてくださいというのも大丈夫ですか?

笹川さん:大掃除のお手伝いはするのですが、ゴミの処理は国の許可が必要なので、ゴミにまとめるまではできます。入ると格段に違います。以前、マンション清掃の担当だったときに、凄い状態のマンションがあって、とある人を入れたらピカピカになりました。前職でマンション清掃をやったことなどもありませんでしたが、きっとすごく働き者で、黒かった床が白くなっていました。

実際のお仕事③食事について

店長:「食事」ということに関しては、食材なのでNGの分野に入るのでしょうか?

笹川さん:食材をご用意頂いて、その中で調理をする方はいらっしゃいますが、やはりなかなかお受けしづらい分野ではあります。

働く人の感想~生きがいになる、仲間ができる

マスター:人材センターに入っている会員さんの感想や何かを教えてください。

水野さん:一番喜んでいるのはやはり仲間や友達ができたということです。ご意見を聞くと、「自分の生活にメリハリができた」と言いますね。家でテレビを見ているだけじゃなくて、週に3日~4日6時間ぐらい(仕事に)行くというリズムができますから、非常に生活が充実してくるようです。

 店長:他の番組に出演されている方が、「シルバー人材センターで出会った仲間とゴルフに行ってきた」と言っていました。アリオ亀有で働いているけど、楽しいと。

水野さん:カートやカゴ、自転車の整理、荷物の搬入などアリオの仕事はたくさんあります。

笹川さん:1日3万歩も歩くので、スポーツジムも辞めたと聞きました。

マスター:生きがいや仲間ができて、ある程度お金も頂けて、飲みにも行ける。

水野さん:刃物研ぎの仲間は、仕事以外の時に飲み会やカラオケに行っていますよ。

シルバーセンターで働くことになったキッカケ

店長:水野さんはどういう経緯で、働くようになったんですか?

水野さん:手術後、やっと外を歩けるようになった時に、近くに住むシルバーセンターの会員さんに声をかけられました。私は地元のことを何もわかっていなくて、「時々仕事すればいい組織みたいだよ」と聞いて、それで電話をしたのが縁でした。最初は地区センターに8年近くいて、これは面白い組織だなと。当時で4~5万頂いていましたね。70歳までお世話になろうと思って働き出したら、風向きが変わってこんな状態になりました(笑)。

まとめ

マスター:コロナで家の中に閉じこもる時間が増えて、特に高齢の方々は外に出るきっかけがなくなった方がいっぱいいます。だからこそ、来月になったら1歩踏み出そうということで、シルバー人材センターの方に連絡してください。足も動かなくなるし、寝たきりが近くなる可能性もある。刺激が無いと頭も衰えやすくなりますからね。

 店長:これからの夢を教えてください。

水野さん:もうすぐ81歳になりますから、健康ですね。気持ちは若くしていても、体はいろいろとブレーキがかかりますからね。この辺に気をつけて100歳までは無理でも長生きしたいと思います。

 

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