ゲスト:高齢者総合相談センター新宿(にいじゅく) 津野瀬所長 テーマ:地域包括ケアシステム かつしかFM「なかまで介護」第1回(2018年10月4日放送分)

かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1~3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

新番組なかまで介護

葛飾区と介護事業所、医療関係が連携する番組としてスタートしました。
第1回という事で、少し緊張した雰囲気

「なかまで相談室」 

ゲストに、高齢者総合相談センター水元の重原所長さん

高齢者総合相談センター水元について

マスター:「高齢者総合相談センター」について教えてください。

私たちの事務所は「水元ふれあいの家」という老人ホームの中にあって、そこで保健師の方や看護師、ケアマネージャーと一緒に、日々いろいろなご相談を受けています。具体的には、「一人暮らしなのでお風呂に入るときとかに家で倒れたらどうしよう」とかもありますね。

葛飾区の支援あれこれ

マスター:どのような感じで相談に乗っていますか。

地域と繋がっていただくことがまず大事ですが、役所の仕組みにもいろいろあります。緊急時に通報がいく「緊急通報システム」、高齢者支援課と高齢者総合相談センターと民生委員さんが、登録した方の情報を保管して何かあった時にすぐに連絡できる体制をとっておく「葛飾安心ネット」。他にも社協さんがやっている「毎日訪問」では、乳酸飲料を届けてくれるところとコミュニケーションをとって見守ってもらうという方法もあります。

【相談事例1:認知症疑いの場合】

マスター:事例についても教えてください。

ご家族の方から「最近、母の物忘れが激しくなって、何回も同じことを言ったり、同じものを買ってきたり。どうすればいいか」というご相談がありました。そういう時は、区内には認知症に詳しいお医者さんも多いですし、かかりつけの先生でもかなり詳しく勉強されている方も多いので、まずはお医者さんの診断を受けましょうとお話をしています。また、それ以上進行しないよう、お薬を飲む、運動量を増やす、人と交流して生活のリズムを整えるなど、お家で生活ができるようにお手伝いしています。

【相談事例2:退院後の生活について】

マスター:ご家族もご本人もすごく安心できますね。他の事例はありますか?

ご高齢の奥様から「主人が脳梗塞で入院して、退院と言われたけど、家に帰ってきてからが心配」という相談もありました。そういう時は、介護保険で手すりを付ける方法や介護保険の申請前でもお手伝いできる方法などをお伝えしています。

【相談事例3:介護保険の利用について】

マスター:介護保険の手続きをしたことのない人でも相談に乗っていただける?

もちろんです。こちらに来ていただければ手続きのお手伝いも出来ますし、来られない方の所には訪問させていただいたりしています。

マスター:例えばどんなアドバイスを?

病院ではしっかりリハビリをやってくれていたけど家ではテレビを見るくらいしかないし、ご家族があまりやれやれとも言えない。そういう時は、デイサービスを利用してもらったり、お家に看護婦さんやお医者さんに来てもらったりもできるので、まずケアマネージャーを決めて、何でも相談していくという案内をしています。

 

高齢者総合相談センター水元

所在地
〒125-0032 葛飾区水元1-26-20 特別養護老人ホーム
水元ふれあいの家 内
電話番号 03-3826-2419
ファクス番号 03-3826-2364
利用時間
月曜日から金曜日:午前9時から午後7時
土曜日:午前9時から午後5時30分
休業日:日曜・祝祭日、年末年始

「なかまゲスト」

高齢者総合相談センター新宿(にいじゅく)の津野瀬所長さん

地域包括ケアシステムと地域包括支援センター

マスター:まずはシステムについてご説明いただけますか。

「地域包括ケアシステム」と合わせて、「2025年問題」という言葉も聞いたことがあると思います。2025年に団塊の世代である75歳以上の方が増えて介護や医療が問題になるため、何とかしなければという国の取り組みで、その中心として「地域包括支援センター」ができました。2006年に設置され、全国に4千以上あると言われています。葛飾区には7ヶ所、分室をひとつずつ持っているので実際の相談窓口は14か所になります。わかりやすくするため、葛飾区では「高齢者総合相談センター」という通称名になっています。

 葛飾区の地域包括ケアシステム

店長:葛飾の人口は45万人くらい?

2年後(2020年)の東京五輪の頃をピークにその後は少しずつ減ると言われています。その頃、高齢者の6割ぐらいは75歳以上の方になってくると葛飾区の資料に出ていますが、ここで気をつけなければならないのが「2025年問題」で、75歳以上の高齢者の方は、逆に増えていくということなんです。

マスター:人口はピークを迎えても、高齢者は長生きされて75歳以上の方が増えていく。

葛飾区の「地域包括ケアシステム」の中で大事なのは、『医療』『介護』『介護予防』『生活支援』『住まい』。それぞれが繋がりをもって一体的な支援をする。より効果的な支援体制を作る。高齢者の方一人一人が地域の中で生きがいを持ってハツラツと安心して過ごす。そして、支え合い、ふれあいのある優しい街・葛飾を目指すということです。

高齢者総合相談センターの役割

店長:医療も訪問歯科診療も頑張っている。それが点ではなく、線になれば理想的ですね。

それぞれの点が繋がる機会を持ちさらに地域全体が繋がります。「高齢者総合相談センター」では、「地域包括ケアシステム」5項目に関係する専門の職種として保健師もしくは看護師、社会福祉士、主任介護支援専門員がいます。主任介護支援専門員さんというのは、ある程度ケアマネージャーの実績を積んで、それから研修を受けた人。区内に70人以上いて、高齢者の方(65才以上)が10万人以上なので職員一人当たり約1,500~1,600人。地域で差がありますが、そのうち約2割の方がご相談をしてくださっているということになります。

【相談の対象と相談件数】

マスター:ご相談に関しては65歳以上じゃなくてもいい?

はい。30代の息子さんが65才のお母様のことでご相談されるとか対象になる方であれば

大丈夫です。電話での相談が多いですが、来所が難しい方は訪問するなどして相談をお受けしています。区が集計した数では、昨年1年間で述べ7万件以上あったそうです。

主な相談の内容や傾向

マスター:具体的な相談事例を教えてください。

認知症や介護方法、お金の管理など経済的なこと、医療やご病気に関してのご相談ですね。

ご本人からのご相談もありますが、多いのはご家族からで、最近では民生委員さんや医療機関からのご相談が増えています。病院の方が伝えてくれて、私たちが病院に出向いて相談を受けて退院するための支援を整えていきましょうということのほか、医療機関や介護事業に私たちが相談するという逆のパターンもあります。

 【環境の変化が苦手な高齢者への対応】

マスター:横の連携ができ始めていますね。他の相談事例も教えてもらえますか?

例えば、都営住宅が整備されるのはいいことですが、高齢者からすると今まで守ってきたものが変わってしまうきっかけにもなる。そこを踏まえて支援体制を取っていかなければいけないので、住み慣れたところをどう支えて作っていくか、なにをもって安心できるかを探ります。どういう生活をされていた方か、その先にその方の生活があると思います。 

マスター:希望や望んでいる生活スタイルもみんな違いますよね。

そういうところを大事に考えながら、どうやって支援していくか。私たちだけではできないことを、協力しながら横に結びついて線になっていく。

地域ケア会議とは

マスター:その人のために、計画を立てて、合ったプランを繋いでいくということですね。

個々の相談事については、まさにオーダーメイドで対応させて頂きますが、個々の問題が、実は地域の中の共通の課題ではないかという考えも持って取り組みます。そこで「地域ケア会議」が大事になります。

 マスター:地元の亀有でも何回か参加させてもらっています。詳しく教えてもらえますか?

それぞれのセンターが地域の実情に応じて、警察や消防、民生委員さんや介護の事業所など、その地域に関わるいろいろな方が集まって、広く地域の課題として考えて、地域をよくしていく。そうやって、お一人お一人が安心できる町になる、ということです。

次週のゲストは 、葛飾区医師会 認知症対策委員の稲葉先生です。

介護についての悩みやご相談など、なんでも結構です。
ぜひ番組までメールください。

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