ゲスト:葛飾区水元下手町会 大谷町会長 かつしかFM「なかまで介護」第71回(2020年12月3日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1・3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまでゲスト:葛飾区水元下手町会 大谷町会長

町会の概要

マスター:まずは、水元下手町会のエリアを教えていただけますか?

水元公園の桜堤が東水元3丁目ですが、それから岩槻街道を挟んで水元3丁目~4丁目と西に向かって、土手から約800メートル、横はだいたい350メートル くらい。今は水元小合学園になっていますが、水元高校の方、西の方、飯塚橋に渡っていく方です。

マスター:世帯数はどれくらいですか?

世帯数は1620世帯で、世帯からすると水元地区では一番大きな町会ですね。町会に加入しているのが約850世帯で、加入率は53%です。先日、敬老の日にお祝いしたのですが、70歳以上は755人でした。それでちょっと調べてみたんですが、東水元3丁目、水元3丁目を全部くるめて町会全体として計算すると22.2%ですね。これは65歳以上の統計です。

マスター:平均よりもちょっと若いという感じですか?葛飾が住みやすいというのも認知されてきていますしね。

そうですね。新しい人が結構入ってきているんですね。時価が都心に比べると低いですし、物価も安いですからね。子育ても非常にしやすいところなんですよ。子育てしながら仕事ができるという。

マスター:環境がいいですよね。緑が多くて、水元公園のロケーションとかもすごい。メタセコイアの森も今は色づいていてキレイですよね。日曜日の家族連れも多くて、子供たちが三密を避けてのびのびとできる。大人にもいいですし。

町会の特徴

マスター:若い役員の方が多いと聞いています。「水元櫻水会」について教えてください。

「水元櫻水会」は神輿を担ぐ会ですね。神輿は(嘉永7年制作で)166年くらい経っていて、途中1回補修もして、担ぎ手を町会で募集して担いでいたんですが、交代しながら1キロちょっと巡行するので倍くらいの人がいないと担げない。また、我々も60歳近くになっていましたし、町会の役員も会員もなかなか担ぎ手がいないということで、初めて青年部を立ち上げました。これが「水元櫻水会」で、40人くらいいます。それで神輿が担げるようになりました。予算の関係で大型(神輿)は2年に1回出していたんですが、神輿の会ができてからは毎年担がせてもらっています。お祭りが町会の大きなイベントですからね。巡行するのにまずは山車が出て、小型神輿、中型神輿、大型神輿が町内を練り歩きます。休憩箇所が7箇所あって、住民の方が飲み物を出してくれたり、子供達にはお菓子を出してくれたり、ありがたいことですね。

マスター:お祭りは子供たちの思い出に残りますもんね。

親が担いでいた大型神輿の周りをずっとついてきていた子供が、20年経って青年になって、今は立派に神輿の会で担いでくれています。

マスター:その子供達がまた結婚して子供が生まれると、今度はその子たちもまた一緒に練り歩いて、いつか担ぎたいとなる。こうして地元に根付いていくのでイベントは大切ですね。

お囃子も10人ぐらいメンバーがいるんですけども、ちょうど世代交代しまして、今は小学生中学生高校生が7人で、大人が3人です。笛とか大太鼓とか、うちの町会では「美濃が谷(みのがや)囃子」を伝統的に続けています。若い人がずいぶん立派に育って神楽殿で奉納したり、お祭りの時は山車の上に乗っかって、生で演奏したりしています。

町会活動について

マスター:日々の生活の中で、例えばゴミ出しとかも町会が活動しているんですよね。こういうの、住民の方々でも結構知らない人が多いんですよ。

今年は中止になりましたが、100人ぐらいで一斉に清掃する「クリーン作戦」をおこなっています。道路が5本あってそれに沿って歩きます。その時に、「普段から家の周りだけでもいいから綺麗にしましょうよ」とお話しさせて頂いていますが、今は落ち葉の時期ですが回ってみると本当に綺麗ですよ。非常に皆さんに気をつけて頂いて、これは大きな意味がありますよね。

その他の行事

盆踊りも、大勢の方や他の町会からも応援を頂いて盛大におこなっています。町会で丸太を持っていたので、町会の役員さんたちみんなで丸太を組んで櫓を作ってやりました。踊るときにはもうヘトヘト(笑)。今は広場もなくなったので、延命寺の境内でおこなっています。

高齢者対策

マスター:後半の最初は、高齢者対策についてのお話を聞かせてください。

うちには「笑楽会(しょうらくかい)」という高齢者クラブがありまして、54名の会員の方がいらっしゃいます。町会として助成もしていますし盆踊りやお祭りでも少し寄附をさせて頂いています。(活動としては)カラオケや食事会、グランドゴルフは水元では特に盛んで月に1回か2回はやっていると思います。あとは脳トレや日帰り旅行なども楽しくやっています。高齢者クラブも世代交代があって、婦人部から上がった方がそのままクラブに入って活動しています。婦人部は本当に縁の下の力持ちで、お祭りや盆踊りの時に販売する「煮卵」は下手町会の名物です。いろいろ側面的に町会の応援をしてもらっています。

防犯・防災への取り組み①防犯カメラの設置

マスター:町会の大きな役割でもあり、住民の方々が注視しているところでいうと、やはり防犯や防災対策というのがあると思います。

町会長になってから、車上荒らしとかいろいろと小さい事故がありまして、平成30年に防犯カメラを5台付けさせて頂きました。結構お金がかかりますので、区から助成してもらって。その後、学校でも付けて頂き、犯罪の抑止力になっています。

 マスター:(町会などで)広範囲にわたって設置する時は、どこが管理するのでしょうか?

街灯に、最近はいいカメラが付いているので、結構広い範囲で(見れます)。警察からの問い合わせももう5、6件入っていて、私が保管している鍵をお貸しして、カードを取って、パソコンで落として見てもらいます。

 マスター:抑止力になりますね。うちの町会はまだそこまでやっていないので、ぜひ考えたいと思います。

予算が付けばもう少し増やしていきたいと思っています。事故が多いところだとか不審者がいるところだとかを事前に調べて、警察とも相談しながらになりますが。

店長:抑止力とおっしゃいましたが、実際にカメラによって特定できることもありますよね。今は非常に分析力が進んでいますからね。

設置する時、住民の方に理解を求める際に“監視”カメラだと間違われましたが、“防犯”カメラです。鍵は町会長と副会長が持っていて、何かあった時は警察などが犯人の逃走経路の確認とかで利用されています。

防犯・防災への取り組み②防災対策

マスター:災害関係のことについて教えてください。

今年の8月、隣の上町町会と一緒に、水元小学校で避難所訓練をおこないました。昨年10月に実際に台風が起きた時にいろいろな反省点が出たんですね。水害の場合には2日前から避難命令が出て余裕があるので、行動要支援者、寝たきりの方は「水元ふれあいの家」に33名の方が早めに避難されました。(全体では)水元小学校に103名、水元中学校には82名の方が避難しました。そういう伝達や情報を流すのは町会に入っていないとなかなか難しい。物資なんかも事前にみんな町会に来ますからね。

マスター:行政からの情報や避難物資は町会単位で届くので、町会に入っていなかったり、顔を知らない人達だったりした時には、どうしようもない部分がでちゃうんですよね。

自主組織もありますので、町会の役員さんたちがそういうことで実際に活動します。震災の場合には、水元スポーツ公園に備蓄倉庫を区の方で2年前に作っていただいたんですが、そこにポンプとか発電機とか、それから炊き出しの道具とかトイレとか。防災訓練をやるにあたって、まず役員が使い方を理解するため、昨年には、ポンプの放水や炊き出し、仮設トイレの組立までやりました。今年は大々的に一般の方向けにやろうと予定していたのですが、コロナの関係でできませんでした。

 メッセージ

マスター:最後に皆さんに伝えたいということがありましたら、お願いします。

町会長になった時に「生まれて良かった、住んでよかった、ふるさと下手町会」、安全で安心に暮らせるまちづくりを目指して、大いに下手町会を盛り上げて欲しいと挨拶しました。また今後は、避難の際には安否確認などもあるので、民生委員の方ともっと協力してやっていきたいですね。さらに、(水害時などで)避難の時に垂直避難ができるように、近くのマンションと協定を結ぶことなどもやっていかなくてはならないと思っています。

 

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