ゲスト:シニア活動支援センター  松尾さん かつしかFM「なかまで介護」第40回(2019年11月7日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1~3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまで相談室

高齢者総合相談センター金町 山村さん

事例紹介:認知症の疑いがある高齢者の運転

マスター:紹介したい最近の事例があるということで、早速教えていただけますでしょうか。

認知症の疑いがある高齢者で、ご自分で車を運転して来院しているけど認知症の初期症状が出ているので心配だと、病院から相談がありました。

マスター:その方が通っている病院のドクターから声をかけてくださったわけですか。

ドクターが相談員に伝えて、相談員から高齢者総合相談センターに電話がありました。

警察との連携

マスター:みんな連携しているんですね。

最近メディアでも取り上げられていますが、高齢者ドライバーによる事故が増えてきています。徒歩圏内に病院がないとか買い物できる所が少ないとか、車が生活必需品になっている高齢者も多いので、必要と同時に運転が心配ということでご相談を受ける場合があります。そういう場合、私達の方から警察の生活安全課に相談をさせて頂いて、一緒にご自宅に訪問して、免許やこれからどういう生活をしていくか、返納についても説明をしてもらって、連携をとりながらやっています。

マスター:そういう相談で警察も動いていただけるんですね。

警察の方が一緒に行ってくださって、頭ごなしに運転がダメということではなくて、どうして運転が必要なのか、代替案がないか、介護保険のサービスでヘルパーさんを使うとかお弁当を届けてくれる配食のサービスなど、車以外に利用できるものがないか、そういったこともご案内させて頂いています。

 店長:高齢者になって認知症になられる方は、ちょうど車世代というか車を持つことがひとつのステイタスですからね。やみくもに取ってしまうと自分のキャリアを取られるような、かえって悪い環境におかれることがありますよね。

行動範囲も広がりますし、重たい物を持てない方や足の不自由な方は車を利用されることで生活が成り立っている方もたくさんいらっしゃいます。時間はかかりますが、話し合いをして納得をして頂いた上で、ご家族やご本人様と一緒に考えていくというやり方をしています。警察の方もこのあたりのことを考えて入ってくれていますので、今はとてもいい連携がとれていると思います。

車以外の楽しみを見つける

マスター:大きな問題ですもんね。

実際に返納できたケースがありまして、デイサービスに行くことによって、車以外にも自分の楽しみができていらっしゃる方がいました。

マスター:ゆっくり時間をかけてお話を聞きながら、その方に合うように解決をしていって、初めて返納にも結びつくし、生活にも支障がないようにしていくということですね。

高齢者総合相談センターへご相談ください

マスター:自分がお節介の部分を解決することは無理でも、高齢者総合相談センターに

情報提供してくれるだけでもいいんですよね。

誰から聞いてと言うことは絶対に言いません。お困り事はないですかという感じで、ご迷惑がかかるような入り方はしないようにしています。その方が困っていることを時間をかけて伺って、信頼関係を築くようにしています。

イベントご紹介

マスター:何かPR があればお願いします。

2月に、「家族介護者教室」というものを開催する予定です。免許の返納とか認知症になっての運転が心配とか、警察の方に講演して頂きます。

なかまでゲスト

シニア活動支援センター  松尾さん

シニア活動支援センターの概要

マスター:シニア活動支援センターについて教えていただけますか。

京成青砥駅から徒歩4分程のところにあり、隣が東立病院です。シニアの方が住み慣れた地域で生き生きと生活ができるように、様々な介護予防事業、社会参加のためのお手伝いをしています。施設は地下1階、4階建ての建物で、地下には葛飾アクティブ.COMさんが「シニアIT活動情報サロン」を運営しています。1階には55歳以上の方が仕事を探す「ワークスかつしか」、2階には男女の浴室があって平日月曜から金曜までの正午から午後3時までの3時間だけ運営しています。3階・4階には研修室などお部屋があって、区民の方に開放しています。施設の利用に関しては55歳以上の方が無料でご利用できます。

店長:お風呂もあるんですか?

1日あたり400名くらいのご利用があって、そのうち150名くらいの方がお風呂を利用されています。お風呂から上がった後は大広間でカラオケをするとか、ヘルストロンという電気を流したマッサージ器や、囲碁、将棋、あとはテレビをご覧になっています。

取り組み紹介

マスター:シニア活動支援センターの取り組みを教えていただけますか。

区民の方と一緒に取り組む事業として、筋力向上トレーニングがあります。軽い重りバンドを使って座って筋トレをやるものです。それから脳力トレーニング、いわゆる脳トレです。それから回想法。これは昔のことを思い出して脳に活性化を与えるものです。それと、区内の5つの公園で運動教室をやっていて、専用の器具を設置して、いつでも誰でもできるようにしています。この4つが区民の方との取り組みです。その中で、区民の方の中からリーダーという指導員さんを養成して、我々や外部の講師が教えるのではなく、区民の方が区民のシニアの方に教えるというような形で展開しています。

マスター:街づくりですね。自分たちの地域の中で作っていくんですね。良い循環ですね。

店長:人に何かを教えるってことは自分にとって良い事だといいますね。

マスター:葛飾アクティブ.COMさんも元気なシニアをつくると言っていたので、そのような方々が指導員として色々なことを覚えて、地域でそれぞれ教えていくという、その核の大元になっているといいということですね。

 これからの予定や目標

マスター:今後の展開を教えていただけますか。

シニア活動支援センターに来れば、シニアのやりたい情報、あるいは働きたいとかボランティアしたいとか、そういった様々な情報を得られるような場所にしたいですね。区役所の窓口を一本化して、シニアの方の社会参加や介護予防の活動の拠点となるようにしていきたいと思っています。

回想法などの活動

マスター:高齢者総合相談センターと連携して色々やられているんですよね。

直近ですが、高齢者総合相談センター高砂と一緒に、認知症カフェのひとつのプログラムとして「回想法」を実施しますし、高齢者総合相談センター水元でも一緒にやっています。高齢者総合相談センターでも介護予防の取り組みをやっていますので、これからも情報を共有してお互いで一緒にやっていければと思います。

マスター:シニア活動支援センターで教えて頂く、または来て頂くこともありますか。

皆さんの地域の団体さんで回想法や筋トレ、脳トレをやりたいという要望がありましたら、シニア活動支援センターにご相談いただければ、リーダーさんを派遣することも可能です。

店長:文字を書いていくことも大事かなって思っているんですが、どうでしょうか。

回想法では、そこではメモをとらない、話した内容は他言しないというお約束があります。

リーダーを養成する

マスター:シニア活動支援センターで教えて頂いて、リーダーを養成して、その方々が葛飾区内で活動するということですね。

各地域が自主グループやサークル活動が活発になって頂くことが一番ですので、そのために我々の支援としてどのようなお手伝いができるか、活動拠点プラス地域が活性化することが願いです。

広がる活動拠点

マスター:そういった情報や回想法やリーダー養成といった拠点をシニア活動支援センターが担っていると助かりますよね。全部を高齢者総合相談センターが担うとなったらとてもじゃないけど追いつかないですからね。民間にも活動拠点ができていたりしますか。

先週、高齢者総合相談センター金町近くの東急ストアの一角で、筋トレと脳トレ、体力測定を開催して10名程のお客様に来て頂きました。

 マスター:近くのスーパーや買い物のついでにさっとできると、いいキッカケになりますね。

 

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