ゲスト:葛飾区介護サービス事業者協働組合から 株式会社トーリツ 柴崎由佳さん テーマ:サービス付き高齢者向け住宅 かつしかFM「なかまで介護」第27回(2019年6月20日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1~3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまで相談室

高齢者総合相談センター堀切 社会福祉士 白石由紀さん

事例紹介①軽度の認知症と診断された男性

マスター:最近あった事例を教えて頂けますか。

男性でご本人から、物忘れが気になって病院に行ったら認知症と診断されて、お医者さんから外に出て人と関わった方がいいと言われた。でもどこに行ったらいいかわからないというご相談がありました。

 マスター:軽度認知症やMCIと言われる、こういう方って今多いんだよね。

今は認知症への関心が高まっていることもあって、早い段階で自分で相談に行くという方が増えているように感じます。

マスター:葛飾区医師会と高齢者総合相談センターが一緒になって「もの忘れ相談会」をいろんなところでやっているから広がっているんだね。

介護保険を申請した方がいいのかとビクビクしながら来られましたが、お話を聞いたら日常生活は問題なく送れていて、ご家族も気にかけて来てくれるということでした。じゃあ少し待ってみて、まずは地域のオレンジカフェとか交流できる場所で人と関わることを始めてみてはどうかというお話をしました。

マスター:多分ドクターからも高齢者総合相談センターで教えてくれるよってアドバイスを受けたんだよね。こうやってみんな仲間同士でプロたちが繋がっている。

たまたま相談後に私が担当するオレンジカフェがあったので参加して頂いたら、社交的な方で、他の方ともお話が弾んでいました。

マスター:家の中に閉じこもらないで外に出て、すごくいいきっかけができましたよね。

会社で役員をされていたり、趣味活動サークルを立ち上げたり、若い時は活動的だったらしいですね。ボランティアとして手伝ってというお話をしていて、こちらも一人助かるかなと(笑)。

事例紹介②麻痺が残って日常の介助が必要となった男性

マスター:他にも何か事例はありますか。

突然脳梗塞で倒れて、麻痺や物忘れが残ってしまって、日常の介助が必要になったけど、家族には高齢者しかいないので、どうしたらいいかと、ご家族から相談を頂きました。

マスター:こういう場合はどのような対応をされるのですか。

入院中だったので、まずは病院まで伺いました。こんなに介助が必要だったら(家に)帰れるかわからないとご家族はおっしゃっていましたが、ご本人は帰りたいというお話でした。介護保険の申請もお手伝いして、ケアマネさんにも来てもらって、訪問看護師さんやリハビリの人に来てもらえばお家で生活できるのではないかという話をして頂きました。お家も一緒に見に行って、ここに手すりがあったらトイレまでいけるじゃないとかのお話をしていたら段々とご家族もイメージができて、じゃあ一回、家に帰ってみようということになりました。

イベントのご紹介

マスター:イベントなどのPR をお願いします。

センターでは、毎年5月に「いきいき元気フェスタ」という医療と介護について関心を高めて頂こうというイベントを開催しています。それ以外にも定期的にオレンジカフェを開催しています。

なかまゲスト

葛飾区介護サービス事業者協働組合  株式会社トーリツ 柴崎由佳さん

サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)とは

マスター:有料老人ホームとの違いなど、「サ高住」について教えてください。

有料老人ホームはいわゆる「施設型」といわれる建物で、住まいと生活や介護におけるさまざまなサービスが一体化されて、建物の中で生活が完結できるというものになっています。サービスを含めて施設を利用するための契約をするのが有料老人ホームです。入居の時に大きな一時金を払うのですが、その時に終身にわたってお部屋と共有する施設を利用できる権利を購入するという形ですね。

「サ高住」は、建物としては高齢者の住まい法に基づいて、介護と医療が連携して高齢者の安心を支えるサービスを提供する住宅、いわゆる「住宅型」と言われます。普通のマンションやアパートを借りる時と同じように賃貸借の契約になっていて、そこに生活相談サービスを提供していますが、必ず「安否確認」と「緊急時に必ず対応する」という最低二つは必ず入ったものになっています。あとは住宅ごとにそれ以上のサービスをプラスでつけている場合もあります。

マスター:最低、安否確認だとか緊急の連絡網だとかはついているということですね。

安否確認や生活相談サービスを配置して、東京都の審査を経て登録されているので、介護が必要になっても安心して住み続けられる住宅というような形になっています。

 マスター:どのような方が入れるのでしょうか。

原則としては60歳以上の方、または要介護認定を受けている方が対象です。

マスター:60歳以上というのは、まるっきり自立していても対象ということですか。

はい。70代の方で介護認定を受けていない方も入居されています。

マスター:食事や何かも受けられるのでしょうか。

食事を提供しているサ高住もとても多くて、希望によって提供いたします。介護が必要な方はケアマネジャーさんがついて、外から全部サービスをつなげてくださいますので、本当に自宅にいるのと同じ感覚で生活ができます。

マスター:いつ具合が悪くなるかわからないから、例えば、風邪を引いて体が重たくて食事がちょっと心配だとか、そういう時にもスタッフさんがいてくれて、その時に合わせていろいろと対応して頂けるという感じなんですね。安心できますね

費用について

マスター:料金についても教えてください。

賃貸の契約ですのでお家賃と共益費、サービスが提供される生活支援の生活費あとはお食事をお取りになった分の料金をお伝えします。目安として東京都の平均金額が、家賃98,000円、共益費20,000円、生活支援サービス費30,000円、食事46,000円、合計195,000円と出ています。当社ですと家賃69,800円、共益費26,742円、生活支援サービス費17,280円、食事46.260円、合計159,285円というように、サ高住によってみんな金額が違うんですね。

店長:お食事の金額が出ましたけど、食べなかったらそこから引かれるのですね。

もちろん、実食でご請求します。

 マスター:これに介護保険で介護を受けるなどサービスが加わってくるということですね。

はい。住まいの基本としてこれくらいということです。

マスター:最低、誰でもかかる部分ですよね。それでこういうちゃんとしたサービスがついて、東京都の認可を受けていたら安心しやすいですね。

店長:今の80代90代というのは割と年金が良い時代ですよね。年金で賄える金額はまさに理想的だと思います。

やはり皆さん年金の範囲で生活をという風にお考えになっていますからね。

マスター:住んで安心とか、地方からお呼びして家族が楽になったとか、事例はありますか。

一人暮らしでも介護職員が身近にいるということで、ご本人もご家族も安心してくださいます。地方からいらした方は環境が変わってしまうので大変ですけれども、サ高住では介護が必要になってもケアマネジャーさんやそのサービスに関わる人たちがチームとなって支えていきますので、私はよくお部屋にこもらないでくださいとお伝えしています。

店長:(サ高住に入居してから)一緒に介護をしていた時よりも雲泥の差がありますね。お見舞いに行く感覚で行っているから穏やかにもなるのか、義母の顔つきが変わりました。

ずっと家族が間近で接するよりも間にワンクッションあってというのが、ご家族とご本人のいい関係になる時があって、その間を私たちがケアさせて頂いたり、間接的に関わらせて頂いたりというのもあります。

店長:これから高齢者が多くなっていく中で、すごく大きなポジションを担うと思います。

 

≪キラキラリポート≫

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