ゲスト:亀有五丁目東町会 副会長 平岡秀康さん かつしかFM「なかまで介護」第61回(2020年7月2日放送分)(内容追加)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1・3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまゲスト:亀有五丁目東町会 副会長 平岡秀康さん

町会の概要

マスター:まずは、エリアと特徴を教えてください。
亀有駅北口から交番の前の通りをまっすぐ足立区の方へ向かってそこから右の方へ、環七を通り越して足立区の境までですね。環七までの間は商店もたくさんありますが、環七を越しちゃうと大体、住宅街になります。昔は環七の向こう側にも商店があったんですが日立の工場がなくなった時に一緒になくなりました。映画館も5軒ぐらいあって、日立館と亀有オデオン座と亀有シネマと亀有会館と太陽座かな。

亀有の今昔

マスター:先ほど懐かしい写真を見せてもらいましたが、みんなの記憶にあるのは、やはり今ある亀有の駅。あのへんがどうだったのかなとか、懐かしいですよね。この写真集はどういうキッカケで作られたんですか?

10年くらい前に町会の80周年記念をやったので、その時に(作りました)。最初の地番は「南葛飾郡亀青村大字亀青小字東堤」です。

町会への加入と世帯数

マスター:町会の世帯数を教えてください。

総世帯数は大体1292世帯で、町会に加入して頂いている世帯が835世帯ですね。葛飾区の(町会加入率が)平均が64%ぐらいなので、平均ほどでしょうか。環七の向こうの住宅街の方が多いですね。

マスター:マンションとかアパートを建てられるオーナーさんが、管理組合の中で町会への加入を(検討して欲しいですね)。役所の方でも、建築許可を下ろすときに地元の町会に協力してくださいと必ず指導してくれるんですが、(それでも)入っていないところもあるので、できたらオーナーさんが、ちょっとお家賃の中から払いながら、町会に加入していただければ、もっともっと元気になれますので、ぜひよろしくお願いします。

年間行事

マスター:年間行事的なものを教えていただけますか。

大きなイベントとしては、やはり盆踊りとお祭りですかね。そのほか、8月頃に町会の子供達を連れて、六日町に、わんぱくこどもの村という体験のための一泊旅行をしています。

六日町とはすごい因縁がありましてね。20年ぐらい前に、向こうの人間が亀有のうちのお神輿を担ぎに来て、向こうにはこんな東京みたいな祭りはないからお神輿担ぎたいと言うので、うちの神輿を持っていきました。16~17年の間には、子供達を連れていったり、向こうの雪まつりを体験したり、いろいろと交流していました。六日町の雪まつりは60年以上やっているもので、じゃあ東京でも(やろう)と、毎年ダンプで60トンくらいの雪を運んで(亀有で)雪まつりを12回くらいやりました。

マスター:神輿を持っていくとか、雪を持ってくるとか、すごい規模の話ですね。

今年は、盆踊りも、8月の子どもの移動に関しても、全部そういうのは中止ですね。お祭りに関しては今度の総代会で決まるのではないでしょうか。お祭りは難しいとは思います。

マスター:やっぱりお神輿は“華”ですもんね。子供達にもいい思い出になる。さっきの80年前の地元の写真や話を聞いていたら、いろいろ蘇りますよね。

店長:思い出だけじゃなくて、これからの時代、私たちが生きてきた小さい時よりもおそらく世の中がすごく変わっていく(と思う)。災害にしてもこのコロナにしてもね。そのため、私たち以上に今の子達はコミュニティを大事にしていくことをしないと救えないよね。

みんな、孤独になっちゃいますよね。年をとったときに孤独ですよ。実際に目と目が合ってお話しした人じゃないとね。

町会の防犯・防災の取り組み

マスター:防災や防犯についても教えてください。

亀有北口の5町会でまとめて防災訓練をやった方がいいんじゃないかということで、中之台小学校(避難所)や亀有公園(避難場所)で防災訓練をおこなっています。ただし、中之台小学校は水害の場合には体育館は水没する想定なので、昨年の台風19号のときにも最初は区の方から避難場所として指定されませんでした。時間ギリギリになっていいよということで避難しましたが、体育館はそのうち水没するという話になって、教室の2階部分まで上がりました。

マスター:うちの町会長が、(町会の指定の)避難所に行ったときに、顔見知りの人達がいると安心できるんだけども、それ以外の町会の方や(町会に入ってないような)全然知らない人だとどうしたらいいのかわからないと言っていました。

 店長:だからこそ、自治町会とかコミュニティを大事にしてね。知り合いのところとかに垂直避難が可能であれば、家においでよとか言えるけど、知らない人には言えないからね。

役員にはいつも「お祭りとか盆踊りというのはそれだけが目的ではなく、顔を覚えるのも訓練」と伝えています。お祭りでは普段行かないようなところや町会中を練り歩きますので。

マスター:町会に入っていない方がよく「メリットは何?」と言われますが、こういう風に顔見知りでいることが、いざというときにそうだし(役に立つ)。あとは、今回のように、マスクだとか消毒液とか足りなくなったものは、区が手配して必要な施設に提供していますが、どこを窓口にするかというと、やはり町会なんです。物資の配布などあれば、まずは町会にお渡しして、町会の方から各エリアに配ってもらう。だからこそ、顔見知りだと情報も入るし、緊急の時のそういう対策でも繋がりというか、関わることができるんです。

高齢者への対策や活動について

マスター:高齢の方に対しては何かされていますか。

普段は、町会に入っている方が講師になってくれて折り紙教室をやったり太極拳をやったりしています。あと、町会とは別に「亀友会」(老人会)というのがあって、そこが中心になって誕生会やクリスマスパーティー、新年会などをやっています。

マスター:外に出歩くきっかけができるので、ぜひそういう活動は続けていきたいですよね。みなさん、本当に町会に入ってくださいね。こういう楽しい活動とか災害とか防犯とか、子供の交通安全から始まって、いろんなことを(町会が)やってくれているので、大切さを認識しましょう。

これからの町会の形

店長:これから町会をこんな風にしていきたいとかはありますか。

やはり若い人に来てもらいたいですね。町会の役員も年をとってきたので世代交代したい。
若い方は仕事があって、なかなか役をやってくれる人がいないんです。

マスター:我々、町会の役員たちも、例えばSNSなんかを覚えて、若い人たちと時間を合わせるのは難しくても、そういうもので情報公開するとかして参加できるようにできればいいですね。

 

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かつしかFM「なかまで介護」

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