ゲスト:セントケアホームお花茶屋 井上春美さん テーマ:葛飾区初地域密着型介護老人福祉施設 かつしかFM「なかまで介護」第33回(2019年8月15日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1~3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまで相談室

葛飾区介護サービス事業者協働組合  エフティ介護サービス 高木さん

イベントのご紹介

マスター:高齢者総合相談センターの14か所は1周回りましたので、今回は「介護の仕事」というイベントについて教えて頂けますか。

8月後半2日間と9月に入って3日間の合わせて5日間、「介護の仕事に関する相談会と大発見」としてイベントを開催します。仕事の内容や働き方など、様々な相談や質問ができる会です。亀有地区センターのホールやユアエルム青戸店の商店街の中で机を出して、通行されている方にふっと座ってもらって相談してもらうイベントになっています。

マスター:面接会ではないわけですね。

お子さん連れの方にも来て頂きたいということで、風船の配布のほか、夏休みの宿題をどうしようと言う方もいらっしゃるかと思って、デイサービスで作るダンボールや毛糸を使ったフレーム作りも紹介しています。予約などは必要ないので参加頂けたらと思います。

マスター:お子さんの宿題が残っている方も多いだろうから、今のうちに準備できたらそれもいいですよね。

店長:こういうのに参加したという作文を書いても、先生に感心されるかもしれませんね。

そういう方のために、体操教室ですとか、もうちょっと深く介護のことを知りたいという方のためのミニセミナーも1日2回開催します。お話を聞いて頂ければ新しい発見があるかなと思います。

マスター:介護と言ってもデイサービスや福祉用具を扱っているところ、あるいは有料老人ホームとか特養とか在宅、いろいろな業種がありますからね。

何か介護の仕事をしたいけどどうしていいかわからない、という方に気軽に来て頂けます。

さらに詳しく知りたい方のイベント紹介

マスター:裾野が広いから専門家でも知るのは大変。そういうのを気楽な感じでちょっと寄って、どういうのがあるかを聞くのもいいですよね。

そこで相談してみて、この仕事に就いてみたいという方には、9月8日・9日に行われる「介護の仕事大発見」にもお越し頂けたらと思います。こちらは、区内の事業者35社がブースを構え、お給料や時間帯のことなどお仕事に就く前の不安を詳しく説明できる場所です。

マスター:そこに行けば、いろいろな職業の段階のところが説明に来ているので、一気に知ることができますね。直近は8月25日ですか。

亀有地区センターホールで行います。体操教室もありますので、自分も健康になって介護のことも知ることができます。

 マスター:ご本人じゃなくても、うちの息子や娘が悩んでいるから教えてあげようっていうのもいいですよね。もうちょっと詳しく知りたい場合は、9月8日・9日にテクノプラザかつしかの大ホールで説明会があるんですね。

ぬいぐるみも応援に来ます。ぜひいらしてください。

なかまゲスト

セントケアホームお花茶屋 井上春美さん

グループホームとは

マスター:グループホームがどういうところか、説明して頂けますか。

簡単に言いますと、認知症になっても住み慣れた地域で、できることを続けながら一人ひとりがその人らしく生活しているところです。施設の中は、認知症の方がご自宅で過ごしていたような生活ができる場所になっています。

マスター:区内に33箇所くらいありますよね。入居条件も簡単に教えてください。

介護保険の要支援2から要介護5の認定を受けている方で、お医者さんから認知症と診断を受けていることが条件になります。葛飾区の場合では、それに、葛飾区に3ヶ月以上住民票をおいて生活していることが条件になります。他の地域からの場合は、特例もあるのでご相談してみてください。

店長:娘さんや息子さんが区内に住んでいて、同居は無理だけど葛飾区に呼んで3か月経ったら対象になるのよね。

 マスター:場合によっては3か月待たなくてもOKということもあるので、区役所の方に問い合わせてみてください。

費用について

マスター:費用はいろいろありますが、だいたい12万5千円~16万円台、それに介護保険の要介護1くらいだと15万5千円~20万円くらいで、これは家賃の違いです。食費が1万~2万円くらい、食べる物によっても違います。

店長:それにプラスアルファされることはないのでしょうか。

医療費は別になります。

マスター:グループホームに限らず、介護の保険と医療の保険は別になっています。

 グループホームの特徴と1日の流れ

マスター:グループホームの特徴を教えてください。

ひとつのフロアや階を示して、ワンユニット9名が定員になっています。9名の中に、日中はスタッフが2~3人いて一緒に過ごしています。

マスター:1日の流れはどういうふうになっていますか。

基本的に起床時間は6時にしていますが、それぞれの生活リズムがあるので絶対ではないです。早い方だと4時位に起きて、早朝に時代劇を見ているなどしています。高齢者だから早寝というわけではなく、元々の生活スタイルが遅く寝ている方もいます。

マスター:食事は何時からすることが多いですか。

朝ごはんは8時位を目処に、7時位から準備を始めています。

マスター:今日はご飯がいいって人もいるけど、中にはパンが食べたいと言ってパンを食べる人もいるし、アンパンがいいとか、自由ですよね。食後はみなさんどうされていますか。

朝は忙しいですね。食べ終わって片付けたら、お掃除したり洗濯物を干したり、(洗濯して)乾いたものを畳んだりですね。

マスター:シェアハウスみたいな感じで、楽しいですよね。スタッフも認知症とか専門の勉強を日々積み重ねながら関わってくれているので、おじいちゃんおばあちゃん達も安心して生活ができる場所ですよね。やることいっぱいありますよね。

1日あっという間ですね。

マスター:午後からお出かけなんかもしますか。

そうですね。最近は暑くて、出たときにこちらが熱中症になるかなという感じでしたね。

マスター:グループホームの正式名称は、「認知症対応型共同生活介護」です。国の方でも、認知症の方々が生活をすると、進行が抑えられたり落ち着いたりすると言われているのですが、なぜなのかというのを皆さんに知って頂きたいと思います。

認知症になってしまうと何もできないんじゃないかと役割を盗られてしまうのですが、実はそんなことはなくて、できることはたくさんあって、逆に私たちが教わることの方が多いですね。役割があることで每日楽しく生活できる。それをお手伝いしている場所です。

マスター:私はここをお掃除するとか、それが日々の生活の中の役割であり、その方が関わる生きがいにも繋がるわけだよね。

やったことで誰かに感謝されるとか、お疲れさまって言われると、やはり表情が違いますね。

店長:みんなそれぞれが違いますよね。私なんか、仕切りそうだもんね。

9名という小さな集会所みたいなところなので、ちょっと暇だから体操しようかみたいな仕切ってくれる人も必要だと思います。

マスター:自分が参加できるということが、最終的に認知症の進行を抑えるなど、自分自身がそれに関わることによって、やりがいをもって明るくなれるって感じですね。ぜひこういう介護を目指したいですね。

店長:施設に入れることによって、手放してしまうという罪悪感を家族は持ちがちな時代もあったけど、違いますよね。顔つきが変わるっていうことを目の当たりにしていますよ。

そこに罪悪感を感じるよりも、グループホームという別なお家で暮らして、そこでまた昔のような家族関係をつくってもいいと思います。

マスター:グループホームの見学を是非していただきたいと思います。どういう生活をされているのか見てください。

店長:15万から20万という枠は決して安くはないですよね。こういうものをクリアして、ハードルを少し低くするような感じっていうのは、見学すれば選択肢が出てきますか。

 マスター: グループホームには限らないけど、相談があった場合にはそれぞれの事情をお聞きした上で、こういう段階ならこういう所がありますよということでご紹介もしますし、高齢者総合相談センターあるいはケアマネージャーさんなど、まずは仲間のプロに相談して欲しいと思います。

店長:本日はグループホームでしたけど、いろいろな施設がありますからね。選択肢が増えたということですよね。

選択肢はたくさんあります。自分たちだけで抱えないで、認知症を専門にしている我々のところに相談しにきてくれたので、何か情報お返ししたいと思っているので、葛飾区内には33か所ありますし、まずは気軽に見学やお問い合わせ頂きたいと思います。

キラキラリポート

グループホーム「セントケアホームお花茶屋」
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