ゲスト:葛飾区介護サービス協働組合 (福) 仁生社 第二奥戸くつろぎの郷 森下京子さん テーマ: 葛飾初 地域密着型介護老人福祉施設 かつしかFM「なかまで介護」第30回(2019年7月18日放送分)

  かつしかFM(78.9Mhz)から発信する地域包括ケア
「なかまで介護」
毎週(1~3週)木曜日10:00-10:54 放送中!

このサイトでは、ラジオ放送から数週間遅れで、youtube再放送版を公開しております。

なかまで相談室

葛飾区高齢者総合相談センター立石  中村亜希子さん

事例紹介①人と関わろうとしない男性

マスター:最近の事例を教えてください。

食事をほとんど食べず、お酒ばかり飲んでいた一人暮らしの男性がいました。80歳代だったと思います。その方を心配して民生委員さんや不動産屋さんのから連絡があって、関わりが始まりました。初めのうちは訪問しても怒るので、話が聞けず、民生委員さんと不動産屋さんが何度も訪問してくれたおかげで関わりが何とか持てるようになりました。

マスター:民生委員さんは地元にずっといる方が多いので、年齢がいった方に関しては、(民生委員さんのことを)知っているという人が多い。そういう意味では助かりますよね。

本当に地域の方々のおかげで、病院受診だったり介護サービスだったりに繋がることができました。

マスター:町のいろいろな方々から連絡が繋がるということもあるのでしょうか。

地域の方からご連絡があって、訪問することがございます。すごく親身になってくれるので。ちょっと心配だということで、ママさんからお電話がくることもあります。

事例紹介②緊急連絡先の登録

マスター:他の事例も教えてください。

外出先で倒れて、通行人の方が救急車を呼んで病院に運ばれて、運ばれた先の病院から問い合わせが来ることも年に数回あります。大体の方が保険証などを持っているので名前や住所はわかるのですが、ご家族の連絡先が分からない。その時「かつしかあんしんネット」に登録してあると、ご家族に連絡を取ることができますし、ご本人からご了解を頂いているので病院にご家族の連絡先をお伝えすることもできます。命に関わる場合がありますので。

マスター:本当にいつ外出先で倒れるか分からない。その時に、救急の病院もそうだし、警察もそうだけど、持ち物で誰かはわかるけど連絡先がわからなかったら困っちゃう。そんな時でも「かつしかあんしんネット」に事前登録していれば、繋いであげられるんだよね。

イベント紹介

マスター:イベントなどについて教えてください。

来月8月24日午後2時~4時に「介護者教室」が開催されます。場所は高齢者総合相談センター東四つ木2階研修室です。介護をしている家族向けの教室で、ストレスをためずに心の健康を取り戻す方法を心理カウンセラーの方に講義して頂きます。参加費は無料です。

なかまゲスト

葛飾区介護サービス協働組合 特別養護老人ホーム部会
社会福祉法人 仁生社 第二奥戸くつろぎの郷 生活相談員・社会福祉士 森下京子さん

地域密着型の特別養護老人ホームの概要

マスター:葛飾初の地域密着型の特養を担当されているということですが、わかり易く教えて頂いてもいいですか?

地域密着型の特別養護老人ホームは、通常の特別養護老人ホームと違い、ユニットケアを実施しておりまして、定員が29名以下の小規模な特別養護老人ホームになっています。全室個室で10名を一単位としてグループごとに生活をして頂いています。2ユニット定員20名ですので、入居者様もご家族もスタッフも顔が見える関係でお互いに安心感がありますね。

マスター:特養だとどうしても100人規模だとか大規模な施設という印象があるのですが、10人ずつ2つに分かれて20人いるような感じだと、私が運営しているグループホームと似たような雰囲気ですね。特養の中でもこういう施設があって、それが葛飾初なんですね。

マスター:入居の条件と言うか、そういったものというのは別になっているんですかね。

要介護区分の要介護1~5に認定されている方で、お体あとは精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ在宅生活で介護を受けることが困難な方になっています。介護認定を受けていれば入居者の年齢は問いません。90歳を超えてから入居されている方がとても多く、今日現在の平均年齢は89歳を超えています。長生きなんです、皆さん。

マスター:特養では要介護3以上とよく聞きますが、要介護1~5っていうのは範囲として広いですね。それで皆さんでこうやって家族的なユニットのケアを目指して生活している場所ということですよね。

マスター:何か特別な申し込みの仕方があるのでしょうか。

「葛飾区に住民票」があって「区民歴が3か月以上ある方が申し込めます。他の特養と同じで、入所申込書に記入して施設の窓口まで持参するか郵送でも受け付けています。入所申込書を郵送すると、その方が入所基準にあっているか、状況を記入することで点数化します。その後、点数が13点以上になった方から優先的にお声がかかるようになっています。

マスター:他の特養さんと「葛飾区に住民票が3か月以上ある方」というのが違いますね。大型施設では他のエリアからでも入居できるけど、地域密着型というのは20人とか人数は少ないけれども、その代わり、葛飾の住民票のある方ということで、そこがメリットですね。

ホームでの生活

マスター:アットホームな雰囲気がしますが、介護や生活の仕方を教えてください。

入居できてよかったと安心されて、ほとんどのご家族は当初は最期のお迎えについては想像があまりできていないんですね。今は延命を望まない方が多いのですが、ご家族によって延命の捉え方が大きく違います。体が食事や水分を受け付けなくなっていることや全身の老化いわゆるフレイルについて、現実をなかなか受け入れられないご家族もいらっしゃいます。当施設では最期までお口から食べる事を大切にしています。看取り介護というのは行なっていませんが、出来る限りご本人やご家族の願いを実現させるために、他職種で連携して、精一杯行っています。例えばご本人がお口から食べられるものがあったらご家族にそれを持って来て頂いております。ご家族が作った煮物なら食べられるとかそういった方もいらっしゃいます。

マスター:特養に入れた、やっと落ち着けるって思うけど、いつまでも元気でいて欲しいけど寿命って本当にあるんだよね。明日、明後日に何があるかわからない。だから出来る限り家族が関わってね。

ご家族も、ご本人がきちんと生活している姿が見えるというのは、すごく嬉しいですよね。

キラキラリポート

特別養護老人ホーム「第二奥戸くつろぎの郷」
詳しくはこちら
キラキラリポート

地域密着型特別養護老人ホームに求められるもの

マスター:地域密着型の特養に求められることとはなんでしょうか。

地域密着型の特養は、葛飾区民のための特養だと思っています。近隣にお住まいだった方がとても多く、ご家族も歩いて来られる距離にあって、入居できてよかったとお話し頂きます。今まで通っていた美容室や眼科、皮膚科に継続してかかれることや、自分が所属していた町会に行けたり、近所のスーパーでお友達と偶然再会できたり。入居後も、日常生活が当たり前に継続できることが、地域密着型の最大の魅力ではないかなと思っています。

メッセージ

マスター:やりたいと思っていても、色々な状況があってできない部分をやって頂けると、家族は確かにありがたいし、本人も幸せですよね。

施設とご本人、ご家族、さらには地域住民との信頼関係がとても大事だと思っています。奥戸(くつろぎの郷)があって良かったと皆様から言って頂けるように、これからもスタッフ全員で協力して、より良い施設づくりを行っていきたいと思っております。短期間のショートステイという形でもご利用頂けますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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