4月14日 区内在住のにしのともひろ先生をお招きして、「地図りんかく画」の講座を開催しました。
まずは、先生から描き方を教えていただきます。
”この輪郭の中に何が描けるか?”を考えるのですが、これが結構時間がかかります。
(この時、右脳が働いているそうです。)
葛飾区のりんかく→カエル の例 |
テーマが決まった方はどんどん描き始め
最初は ”ぜんぜん思い浮かばない”、”描けない”とおっしゃる方も複数いらしたのですが
色を塗っているうちに楽しくなってきたようです。
先生によると、絵が描きあがると満足感や達成感を覚え、脳が興奮状態になるんだとか。
できあがった絵は、前に貼りだして、みんなにも見てもらいます。
先生が講評して ”素晴らしい”とか”うまいね”とか誉めてくださり
生徒同士お互いに ”色がいいわね。” ”発想がすごいわ。”などと誉め合いました。
誰だって、いくつになったって、人に誉めてもらうことは
自分が認められたように思えて嬉しいものですよね。
先生によると、若い人が絵を描く時は右脳を使うのですが
高齢者は 自分の見たものや経験した事実の中から描いていくので、左脳を使うのだそうです。
でも、この”りんかく画”は、初めて見る輪郭の中に絵を描くので
輪郭の中に何がいるか・何に見えるかを考え、想像することで、右脳を使うことになります。
この右脳を活性化することが、認知症の予防や改善につながる可能性があるということでした。
にしの先生は御年82歳。大変お元気なのは、脳が活性化されているからなのかもしれません。
今回取り組んでいただいた皆さんも ”これは何に見えるかしら”と考え
何色を塗ろうかと悩みながら、とても楽しそうに取り組んでいたようです。
好評でしたので、またの機会に先生をお招きして、講座を開催したいと思います。